報 文

青年期女性の排便習慣に対する小麦ふすまシリアルの改善効果

森本 聡尚1,伊藤 輝子2,中嶋 洋子2,田中美和子3,永山スミ子3

1日清製粉(株)ヘルスケアフーズ部
2聖徳大学短期大学部生活文化学科
3東京家政学院大学家政学部家政学科

 健康な青年期女性46名を被験者の自覚等から便秘群及び非便秘群に分け,排便状況調査ならびに食事調査を実施した。その結果,両群とも食事量が少なく,食物繊維ならびに他の栄養素の摂取量不足が確認された。被験者の自覚通り,便秘群は非便秘群より排便回数,排便量ともに有意に少なかったが,排便量は両群とも不足傾向が認められた。このような状況下で1日当たり約5 gの食物繊維が摂取できるように小麦ふすまを配合・加工したシリアル食品(WB)ならびにプラセボシリアル(P)を1週間ずつクロスオーバーで摂取させたところ,小麦ふすまシリアルの摂取により排便回数は両群とも有意に増加し(p<

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