報 文

乳果オリゴ糖含有クッキーが若年女性の排便
および腸内菌叢に及ぼす影響

森川 尚美1,森岡  保1,塚原 典子2
田中たえ子3,佐藤 和人2,3,江澤 郁子2

1山之内製薬(株)コンシューマー製品研究所
2日本女子大学 家政学部 食物学科
3日本女子大学 保健管理センター

 健常な女子大生(19名)に乳果オリゴ糖(LS)入りクッキー(12g×4本,LSとして4g)を2週間摂取させ,排便日数,糞便菌叢,便性状など複数の観点から排便状況に及ぼす影響を検討した。対照には甘味料としてショ糖のみを使用したプラセボクッキーを用い,プラセボクッキー摂取期(Cont.期)とLSクッキー摂取期(LS1w期,LS2w期)の間に1週間の非摂取期間(Blank期)をおいた。
 対象者全員で比較すると,一週間あたりの排便日数はプラセボクッキー摂取期に比べてLSクッキー摂取により増加傾向を示したが,有意差を認めるまでにはいたらなかった。しかし,非摂取期に比べると有意(p<


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